エレベーターリニューアルのESTEM。ESTEM(エステム)は商標です。

プロジェクトESTEM

潮風からエレベーターを守るリニューアル工事

潮風からエレベーターを守るリニューアル工事

そのマンションは、海沿いに建ち、眺望が抜群と評判だった。しかし、築30年の建物は所々痛みが目立ち始めていた。
中でもエレベーターの故障が相次ぎ、管理組合ではエレベーターのリニューアルを検討していた。
理事会での承認を得て、エレベーターのリニューアルが決定した。発注にあたっては、新設したメーカーを含め、5社によるコンペを実施することになった。
価格と工期、信頼性などが検討され、最終的には2社に絞られた。
エステムと新設工事を行ったA社。
2社は最終プレゼンに臨んだ。
片方のプレゼンの最中は廊下で待つ。先にプレゼンを終えたエステムは、A社のプレゼンが終わるのを待っていた。
プレゼン終了後、2社は理事会に呼ばれた。
2社を前にした理事長が「今回のリニューアルはエステムさんにお願いします。」と言った。
厳しい競合コンペに勝利した瞬間、エステムのメンバーに笑顔が広がった。
しかし、工事は予想外の展開を迎える。

現地調査の当日、管理組合の了承を得て、エレベーターを停止し、調査がはじまった。設計と工程課のメンバーが、既存の三方枠の状態を確認すると、そこには潮風でボロボロに錆びた鋼板が姿を現した。
通常、海沿いのマンションは潮風の影響を受けるため、ステンレスで三方枠が設置されることが多い。ところが、このマンションに採用されていたのは、鋼板。鋼板が錆びることにより、枠にふくらみができるため、エレベーターのドアの動きに不具合が生じることがある。
おそらく、これが故障の頻発する原因。最悪の場合、ドアが開閉しなくなることも考えられる。
現地調査を終えたメンバーは検討を重ね、ステンレスで補強を行うことを決定。しかし、カゴ全体を取り換えるためにはコストがかかりすぎるため、職人の技術により、主要部分をステンレスに取り換える工事を選択。
これから20年間、エレベーターの安全性を確保するため、乗り場操作盤の裏側にも防水加工を施し、海沿いの環境に対応する仕様の工事を行った。

通常、大手エレベーターのリニューアル工事で、同じ事態になると、カゴを新品に取り替える工事を提案されることが多い。しかし、それではコストが大幅に上がり、管理組合の予算をオーバーしてしまう。
エステムはエレベーターのリニューアル専門メーカーとしての技術力を発揮し、予算内での工事を可能にした。工事は当初の予定よりも難しくなったが、約束の工期通りにお客様に引き渡された。

海沿いのマンションのエレベーターは今日も安全に稼働し、住人の足となっている。もちろん、保守はエステムが行っている。

エレベーターは安全に稼働するのが当然。こうした誰もが信じて疑わない工事の裏には、プロフェッショナルの仕事がある。
安心を支えるエステムの仕事には、エレベーターリニューアル専門メーカーとして築き上げてきた誇りがある。